昨今の健康志向の高まりから、スポーツジムで運動する方が増えてきました。
- ダイエットしたい
- 筋肉をつけてかっこいい身体を作りたい
- スポーツの競技力を向上させたい
- 運動を習慣にして健康になりたい
みなさん様々な目的で通われていると思います。
しかし中にはジムを通い始めたのにもかかわらず続かずに途中で挫折してしまう人がいます。
せっかく通い始めても継続しなければ思った効果は得られません。
重要なのは「運動を習慣にすること」です。
そのための手段の1つがジムに通うことだと考えています。
ここでは運動を習慣化するための「ジム初心者のための」スポーツジムの選び方について解説します。
スポーツジムの種類
スポーツジムの種類はこの4つに分けられます。
- 公営ジム
- 総合フィットネスジム
- 24時間ジム
- パーソナルジム(プライベートジム)
それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。
公営ジム | 総合フィットネスジム | 24時間ジム | パーソナルジム | |
料金 | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★ |
マシンの充実 | ★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
スタジオや大浴場 | ★★ | ★★★★★ | なし | なし |
営業時間の長さ | ★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
効果の出やすさ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
これらについて次の章から1つ1つ見ていきましょう。
公営ジム
公営ジムとは市区町村などの各自治体が運営するスポーツセンターやジムです。
多くの市区町村にあり、安い料金で利用することが可能です。
公営ジムのメリット
規模の大きさやマシンなどの設備に差がありますが、金額が一律で分かり易く、何よりも利用料が安いです。
1回あたりの金額は場所によって差がありますが200円〜800円ほどで、月額制の場合は4000円〜7000円で利用できるところが多いです。
設備の充実しているところでは料金が高めに設定されているようですが、全体的に地方では安め、都心部ではやや高めのところが多いです。
民間の大手フィットネスジムでは6000円〜15000円が相場なので、都心部の公営ジムでもその半額程度の料金で利用できます。
この安さが一番のメリットになります。
デメリットは施設にもよりますが、設備が古いことがある、マシンの種類が少ないなどがあげられます。
総合フィットネスジム
総合フィットネスジムとは、民間企業がチェーン展開しているジムです。
KONAMIやTIPNESS、OASISなどがその代表例です。
大手フィットネスジムのメリット
①マシン、施設が豊富
まずメリットとして大きいのは、マシンや施設が充実していることです。
全身それぞれを鍛えることのできるマシンやランニングマシン、エアロバイク、フリーウエイト、プール、スタジオなどが完備されていることが多く、様々な運動が可能です。
大浴場やサウナがが併殺されているところが多く、運動後に汗を流したり身体をリフレッシュさせることができる大浴場は運動後の疲労を取るのにもおすすめです。
またサウナや入浴には脂肪燃焼の効果もあり、運動との相性もバッチリです。
このようなジムでは運動しない日にサウナや入浴のみの利用も可能です。
自宅近くのジムならトレーニングしない日は銭湯の代わりとして利用することもできます。
②別料金でトレーナーの指導を受けることができる
多くのジムではパーソナルトレーナーが在籍しており、別料金にはなりますが専門的な運動の指導を受けることができます。
特に初心者の方は自己流でのトレーニングを続けるよりも1度専門的な指導を受けることで成長スピードが高まります。
短期間で成果を出したい場合はトレーナーの在籍しているジムがおすすめです。
③様々なプログラムやスクールがある
大手のフィットネスジムでは設備の他にプログラムやスクールが充実していることも大きな魅力です。
ヨガやダンス、プールでのアクアビクスなどジムによって多様なプログラムやスクールが用意されています。
最近だとホットヨガや空中ヨガ、ズンバなどの流行りのプログラムもあります。
同じプログラムに参加することで利用者同士の交流が生まれ仲良くなる場合も。
自分にあったものが見つかるとジム通いがますます楽しくなりますね。
デメリット
総合フィットネスジムのデメリットを挙げるとすれば、ほとんどが月額制となっており利用頻度が少ないと割高になってしまいうことがある、ということです。
月○回利用で○○円という設定と利用回数を想定した料金設定になっているジムもあるので、自身の利用回数を想定して選べば問題ない場合が多いです。
24時間ジム
24時間ジムとは、その名の通り24時間営業しているジムのことを指します。
最近では早朝や深夜まで営業しているジムも増えてきましたが、24時間営業のジムも増えています。
代表的なのはANYTIME FITNESS、JOY FIT24などです。
24時間ジムのメリット
①時間を選ばずに利用できる
1番のメリットはなんといっても時間を選ばずに利用できることです。
ジムの営業時間といえば朝10時〜夜10時などが一般的です。
朝活として早朝から利用したい、仕事が終わる深夜に利用したいなど利用する時間帯が早朝や深夜が多い場合は最大のメリットとなります。
②料金が安い
大手フィットネスジムのように大浴場やサウナはなく、更衣スペースも簡易的であるところも多いですが、その分料金は安く設定されているところが多いです。
基本的に月額制で安いところでは4000円、都心部でも8000円ほどと大手フィットネスジムより料金が安いことが多いです。
デメリット
前述しましたが、大浴場やサウナがないことに加え、スタジオやプールもないところがほとんどです。
また、日中はスタッフが常駐していることが多いですが早朝や深夜はスタッフがおらず、マシンの使い方がわからない、他の利用者の方とトラブルになったなど困ったことがあるとすぐには対応してもらえません。
ただ、そのジムをすでに利用している友人と通う方や、社交的な性格で他の利用者に相談できる方はこの点は困らないかもしれません。
パーソナルジム(プライベートジム)
パーソナルジム(プライベートジム)とは、1人の利用者に対して1人のトレーナーが専属でサポートしながらトレーニングを行うジムのことです。
代表的なのもはRIZAP、24/7Workoutなどで、2015年頃から急速に数が増えてきました。
パーソナルジムのメリット
①より早く、しっかり結果がでる
専属のトレーナーとマンツーマンでトレーニングするので、自分の目的にあったトレーニングプランの作成、正しいフォームの指導を受けられるため1回あたりのトレーニング効果が高まります。
また食事内容へのアドバイスを受けられるところも多く、運動と食事の両面から改善を図っていくことができます。
②怪我のリスクが少ない
正しいフォームの指導を受けられるため間違ったフォームでの怪我のリスクを減らすことができます。
見よう見まねでトレーニングをしていて身体を痛めてしまう人もおり、一度痛めてしまうとしばらくその部位を使ったトレーニングは休まざるを得ません。
運動の効果を出していく上では運動の継続が非常に重要になりますので、ウエイトトレーニングなどの負荷の高い運動を積極的にしようと考えている方にとっては大きいメリットとなります。
③マシンの待ち時間がない
一般的なジムだとマシンの台数にもよりますが使用しようとしたマシンを他の人が使っている場合は使い終わるまで待ってから使うことになります。
また自分の後にも順番を待っている人がいる場合は1セット終えたら一旦次の人に譲って再度順番を待つことになります。
そのような場合は予定のしていたセット数をこなすのに1.5〜2倍の時間を要することも多くありません。
パーソナルジムではマシンを独占できるのでその心配がなく、ストレスフリーです。
④周りの目を気にしなくて良い
一般的なパーソナルジムでは個室でトレーニングを行うことが多いです。
一室の中にトレーニングマシンやエアロバイク、そこでトレーナーと一緒にトレーニングをおこなっていきます。
受付などで他の客とすれ違うこともあるかもしれませんが、トレーニング中は他の人にトレ見られることはありません。
一般のジムでは周りの目を気にしてしまい、自分のペースで運動ができない方、トレーニングをしていることを知人に知られたくない方にとってはかなり大きなメリットとなります。
デメリット
メリットの多いパーソナルジムですが、その分料金は高く設定されています。
料金プランとしては1〜3ヶ月で月10万円〜30万円が相場ですが、最近では料金が安く設定されているジムも出てきています。
また、専属トレーナーの人柄や知識量、指導力によってトレーニングの結果が左右されます。
人対人なのでどうしても合う合わないがありますし、トレーナーのスキルによってトレーニング効果に差が出てきます。
ただ、パーソナルジムでトレーナーをしている方の多くは自身もトレーニング経験が豊富でコンテストに出場していたり、アスリートとして活動している運動のプロフェッショナルなので、指導をうけると多くの方が効果を実感できるのではないでしょうか。
敷居が高いイメージがあるパーソナルジムですが、運動の基本的な部分の指導を受けられたり、食事面(ダイエットや筋力アップするための要素として食事が5割以上を占めるとも言われています)の指導を受けられるため、最近ではスポーツジム初心者の利用も増えてます。
スポーツジムの選び方
STEP①目的をはっきりさせる
それぞれのジムの特徴を把握した後は、自分の目的にあったジムを考えていきますが、そもそもジムに通う目的をはっきりさせておきましょう。
今まで多くのジムに通っている人を見てきましたが、なんとなくジムに通っている方よりも何か目的をもっている人の方が圧倒的にジムでの運動継続率が高いです。
目的を持っているとそれが通うモチベーションになるのでジムにまた行こうとなりますが、目的がないとまぁいいか…とだんだん足が遠のいてしまいがちです。
なのでまずはジムに通う目的をはっきりさせておきましょう。
- ダイエット
- 筋力アップ
- 競技力の向上
- 運動不足解消
- ストレス解消
STEP②目的にあったジムを選ぶ
目的が決まったら次はその目的にあったジムを選びます。
先ほどのジムの特徴と照らしわあせて候補を絞りましょう。
公営ジム | 総合フィットネスジム | 24時間ジム | パーソナルジム | |
ダイエット | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★★ |
筋力アップ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
競技力向上 | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★★★ |
運動不足解消 | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
ダイエット
ダイエットに必要なのは自分に合った運動内容や運動量を把握すること、運動を継続すること、食事内容の見直しです。
皆さんそれぞれ性別や年齢も違えば運動経験も違うため、ダイエットに必要なトレーニングも人それぞれです。
運動や食事に対する知識がある方を除いて、ジム初心者の方はダイエットするためにどんな運動から始めれば良いかわからないことが多いでしょう。
そのためにおすすめなのはパーソナルジムと総合フィットネスジムです。
パーソナルジムでは専属のトレーナーが自分にあったプランを作成してくれることに加え食事のサポートもある場合が多いのでダイエットの成功率が最も高くより大きな効果が望めます。
カウンセリングで自身の今の状態を把握した状態から始められるので自己意識も高まり、トレーニングも継続しやすいのも大きなポイントです。
自分の問題点を整理して、そこから目標までの道筋をちゃんと提示されたらやる気になりますよね。これってすごく大切なことでモチベーションになるんです。
次におすすめなのは総合フィットネスジムで、体組成計が設置されているところが多く定期的な計測で体の状態を把握しながら自分のベースで運動を継続しやすいです。
またパーソナルトレーナーをつけることができるジムであれば別料金になりますが前述したパーソナルジムのようにマンツーマンでの指導を受けられる場合もあります。
ダイエットならパーソナルジムか総合フィットネスジム
筋力アップ
筋力をアップさせることで筋肉量の増加に伴い代謝が向上し、体脂肪が減少し綺麗なラインが得られます。
男性であればトレーニングを継続することでがっしりした体型になりやがて服の上からでも分かるくらいかっこいい体が得られるでしょう。
筋力アップに必要なことはまずトレーニングの正しい方法やフォームを学ぶことです。
筋力をアップさせるということは筋肉に負荷をかけるトレーイングを繰り返すことで強化していく作業ですが、負荷をかけるということは同時に筋肉や関節を痛めるリスクもあります。
特にダンベルタやフリーウエイト、マシントレーニングでは適切なフォームと適切な負荷量の設定が重要になります。
ジム初心者でその辺りの知識がない場合は、ダイエット同様誰かに指導してもらうのが最も近道です。
なのでパーソナルジムが最適でしょう。
もしくは、最近だとネットや書籍で「筋トレの方法」などで調べると様々な情報が出てくると思うので、そこで調べてみてまずは自分で試してみるのもおすすめです。
それでもわからないのであればトレーナーのようなトレーニングのプロを頼るのが良いと思います。
筋力アップならパーソナルジム
競技力向上
競技力を上げたいと考えている人は、何かの競技に取り組んでいてすでに運動習慣がある場合がほとんどでしょう。
運動やトレーニングをする上で重要なのは自分の取り組んでいる競技の特性にあったトレーニングをすること、またその競技のパフォーマンスを上げるうえで今の自分の身体に不足している能力を向上させることです。
あなたがこれらのことを把握できている場合は、必要なトレーニングメニューがおこなえる設備のととのった事務であればどのジムでも良いでしょう。
もしどんなトレーニングをして良いかわからない場合、パーソナルジムや総合でパーソナルトレーナーに見てもらう方が結果的に早く目標を達成できると思います。
競技力を向上させたい場合、
どんなトレーニングをすれば良いかわかっている場合はどのジムでもOK
わからない場合はパーソナルジムか総合フィットネスジム
運動不足解消
運動不足解消が目的の場合は結論から言えば自分のしたい運動ができるジムであればどのジムでも良いと思います。
ただ個人的におすすめなのが総合フィットネスジム。
理由は、様々なプログラムやスクールがあり、飽きないさせない工夫があることです。
ジムによって様々ですが、流行りのホットヨガや空中ヨガ、ズンバ、ダンスなど様々なメニューが用意されています。
同じプログラムに参加した同士で仲良くなりジム仲間ができることもあり、コミュ二ティーにも参加しやすいのも大きなメリットです。
運動不足解消なら総合フィットネスジム
STEP③どの時間に通うかを考える
目的が決まり、そのためのジムのイメージが固まってきたら、次はいつ/どの時間に通うのかを考えます。
- 朝活として早朝に利用したい
- 仕事が休みである土日の昼間に利用したい
- 平日の仕事終わりに利用したい
- お風呂も済ませたいから夜に利用したい
など通うのならいつが良いかを具体的にイメージしておきます。
ジムに申し込んだけど、自分の通いたい時間にジムが空いていなくて利用できない、といったことを防ぐためにも意外と重要な部分です。
STEP④立地を優先してジムを絞る
最後に確認してほしいのが立地です。
ジムは継続して通うことで効果が望めますが、逆に言えば継続できなければ思ったように効果が得られません。
その継続して通えなくなる要素で大きいのがジムの立地です。
仕事終わりに利用する場合は職場の近く、休日も利用するなら自宅の近くがお勧めです。
逆に仕事終わりに通いたいけど自宅と逆方向で面倒になり通わなくなった、というケースは割と多いんです。
最終的には自宅や職場から通いやすいかどうかでジムを絞り込むようにしましょう。
STEP⑤体験利用をしてみる
これまでの4つのSTEPでジムを絞ったら、そのジムの体験利用をしてください。
ホームページや口コミである程度の雰囲気はわかるかもしれませんが、最終的に自分に合うかは実際に行ってみるのが良いです。
ジムに申し込んでから「思ってイメージと違った…」ではもったいないです。
体験利用する際にチェックしてもらいたいのはこの3つです
- 施設の雰囲気(スタッフや利用者の年齢層)
- 自分が利用しようと思っている時間帯の混み具合
- 施設の清潔感(更衣スペースやトイレ、シャワースペースなど)
実際に行かないとわからないことも多いので、入会前に体験利用やカウンセリングは必ず利用した方が良いです。
無料カウンセリングはこちらから![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BOCPH+2M2J4Q+3PX4+60OXE)
特にパーソナルジムではトレーナーさんとの相性もあるので一度直接会ってみてから決めると良いでしょう。
まとめ
初心者がジムを選ぶ際は、目的をはっきりさせておくことと、立地を優先的に考えることが運動を継続するときに特に重要です。
それでは自分にあったジムを見つけてあなただけのジム活を楽しんでください!